月別アーカイブ: 2018年11月

日本臨床歯科補綴学会8カ月コース終了!

今年の年間コースが先日終了しました。

受けていたのは「補綴治療を行うための基本8ヶ月コース」です

これは顎の関節の構造、顔の筋肉の付き方、姿勢の話など基本的な話から始まり、治療を施した歯や、その他の歯、顎の関節をどうやって治していくか、守っていくかというテーマで月に2日間、8ヵ月に渡って学ぶコースです。

終了、と書きましたが、実はこのコースを受講するのは3回目です。今回は復習と知識の更新のため参加しました。

周りを見ると再受講の見知った顔がちらほらと。歯医者だけでなく、入れ歯や被せ物を作る歯科技工士さんも多数参加しています。

このコースは来るたびに新しい情報や、新しい気付きがあります。なので再受講する人が大勢います。

人の「かみ合わせ」はとても複雑な機構を持っています。何も考えずに削って被せたりしたら、歯や顎を壊してしまう可能性があります。

治した歯が壊れないように、新しいむし歯にならないように、我々歯科医療従事者は細心の注意を払わなくてはなりません。

また、そうならないように定期メンテナンスが必要ともいえます。

 

歯科のデジタルソリューション

本日は天神のSirona社さんへお出かけです。

Sirona社はドイツの歯科機器メーカーで世界最高峰の技術を持った企業です。当院も滅菌消毒器やレントゲン機器でお世話になっています。

今日のお目当てはセレックです。

セレックとは、歯の被せ物をデジタルで作ってしまう機械です。

通常歯の被せ物を作るときは、型取りをして、模型を作り、技工士さんが被せ物を作って、患者さんのお口の中に入ります。

セレックでは歯の写真を撮り、データを送ると被せ物を機械が自動で作ってくれます。

世界最高峰のデジタル技工マシーンの見学です。

本日は模型で体験です。カメラが模型を読み込み、目の前で機械が削り出していきます。

みるみる間に形が出来てきて、あっという間に完成しました。

もちろん万能ではありませんし、人の手が必要なところがまだまだ多々ありますが、子供の頃、マンガで見たような世界は近づいているのかもしれません。

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